<カブス5-0ロッキーズ>◇1日(日本時間2日)◇リグリーフィールド

カブス今永昇太投手(30)が1日(日本時間2日)、デビュー戦で6回2死までノーヒッターの快投を演じ、メジャー初勝利を挙げた。本拠地開幕戦となったロッキーズ戦に先発。6回2安打無四球無失点、毎回の9奪三振と、ほぼ完璧に封じた。日本人左腕のメジャーデビュー戦勝利は02年の石井一久(ドジャース)以来、22年ぶり。「2番DH」で出場した鈴木誠也外野手(29)も1安打1四球と、「つなぎ役」として援護した。

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初の異国では、野球だけでなく、グラウンド外での環境への適応も重要になる。「独身貴族」の今永にとっては、食生活への不安があっても不思議ではないが、必要以上に気に掛けてはいない。「ピザでもハンバーガーでも」と言う一方で、基本的には自炊派。昨年2月、日刊スポーツ紙上で料理の腕を披露した際には「鶏の手羽元の甘辛煮」を紹介するなど、米国でも料理男子の生活スタイルを変えていない。

アリゾナでのキャンプ中も、練習後にアジア系スーパーで食材を手に入れ、「チーム今永」のヘッドシェフとして腕を振るった。栄養面への関心度も高く、肉や野菜などのバランスを意識することもあり「困ったら鍋ですね」と、神経質になり過ぎることなく、米国生活に適応してきた。同僚の鈴木誠也家に招待される機会もあるなど、心身ともに充実したキャンプを送り、開幕を迎えた。

野球でも生活でも、異なる環境に過剰反応はしない。今永の「哲学」は、実はシンプルなのかもしれない。【MLB担当=四竈衛】