ドジャース山本由伸投手(25)が先発。21日のメジャー初登板で1回5失点を喫したパドレス相手に、2回までで2本のアーチを許した。

1回、先頭のボガーツの初球には、真ん中低めに96・5マイル(約155キロ)を投げ込んだ。前回の対戦で、いきなり初球の直球を左前にはじき返された相手に直球勝負を挑んだ。カウント1-2からは内角低めに89・8マイル(約145キロ)のスプリットで見逃し三振に仕留めた。

2番タティスには中前打とされるも、クロネンワースをフルカウントからから低めにきれいに落ちるスプリットで空振り三振で2死一塁とした。

続く4番、昨季まででメジャー通算313本塁打のマチャドにカーブを狙われた。初球、真ん中低めの78・7マイル(約127キロ)カーブを完璧に左翼席に運ばれ、2点を失った。

5番プロファーはスプリットで空振り三振。立ち上がりから3三振を奪った。

2回は先頭のキム・ハソンに初球の95・1マイル(約153キロ)の直球を左翼席へ運ばれた。

山本の縦に割れるカーブはメジャーでも話題となり「ヨーヨーカーブ」と呼ばれている。メジャーリーグでは、データ分析が盛んに行われており、ベンチではパドレスナインがタブレットでしきりに軌道を確認していた。