ドジャース大谷翔平投手(31)が投じたスライダーが、NHKBSの放送席に衝撃を与えた。

この日は先発予定のタイラー・グラスノー投手(32)が、腰痛で先発を回避。体調不良で3日(同4日)のパイレーツ戦での先発を回避していた大谷が、急きょ登板することとなった。デーブ・ロバーツ監督(53)は「彼が、状態がいいし投げたいと。トレーナーや担当者みんなからいけるというお墨付きも得た」と経緯を明かした。

大谷は0-0の3回に、先頭バサーロを91・6マイル(約147キロ)のスライダーで空振り三振。高速で縦に鋭く変化した。

強烈な縦変化に、NHKBSの池野健アナウンサーと、元南海の新井宏昌氏は「スプリット」と実況。MLB公式ではスライダーと表記され、新井氏は「スライダーではないと思いますけどね」と話すと、池野アナウンサーも「軌道は明らかにスライダーじゃなかったと思いますが…」とこぼした。その後、スロー映像でスライダーのグリップだったことが明らかになった。

大谷のスライダーについては、ダルトン・ラッシング捕手(24)が7月に地元放送局「スポーツネットLA」のインタビューで驚きを明かしていた。同局のリポーターを務めるキルステン・ワトソンさんは「サンフランシスコで試合をしていた時、ショウヘイが『スライダー、バーティカル(縦のスライダー)』というコールを使っていました。みんな『どんな球を投げるんだろう』と思っていましたよ?」とラッシングに質問した。

ラッシングは「ブルペンでは何度か受けていたのですが、彼は試合になると気分が高まってよりハードに投げてくるんです。だからそのコールを聞いた時は『どんな変化をするんだろう』と思いましたね。そしたらバッターを三振に仕留めました。全く別の球でしたね。彼はスライダーに異なるシェイプ(形)を持っていて、それを使い分けるんです。だから僕は全力で捕ったり、ブロックするだけですよ。あそこまで自在にボールを操れるピッチャーは特別です。他に誰もできないよ」と苦笑いで話した。

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