オリオールズ菅野智之投手(35)が27日(日本時間28日)、メジャー1年目を走り終えた。今季最終登板となった敵地ヤンキース戦に先発。5回途中4失点で10敗目を喫した。ジャッジの先制弾を含むソロ3本を浴びるなど、ヤ軍のパワーを見せつけられた一方、開幕以来、先発ローテを守り、チーム最多の30試合に先発した。
敗れたとはいえ、試合後は初のシーズンを淡々と振り返った。「初めて経験することばかりで、毎日、新鮮な気持ちで球場に来ていました」。夏場には調子を落とした時期があったものの、過去の経験を生かして着実に修正。「最初の方は、今思い起こすと、出来過ぎだったという部分もありますけど、途中で壁にぶち当たって乗り越えることができましたし、いろんな経験ができたシーズンだったと思います」。最終的に157回を投げ、10勝10敗、防御率4・64、106奪三振の成績でフィニッシュ。やり残した部分と、やり遂げた感覚を、自らに言い聞かせるかのように、かみ砕いて言葉に代えた。
オ軍とは1年契約でもあり、今オフはFAとなるが、来季もメジャーでプレーすることが大前提。新人ながら、今季をフル回転で「完走」したことで、計算できる先発陣の一角として、オ軍を含め複数球団が獲得へ動くものとみられる。「夢に見た場所。すばらしい環境とすばらしい経験ができたと思います」。ポストシーズン進出こそ逃したものの、「オールドルーキー」は充実感をのぞかせつつ1年目を終えた。



