ドジャース佐々木朗希投手(23)が、重要な一戦で日米通算初セーブを挙げた。2点リードの9回にマウンドに上がり、1安打無失点で試合を締めた。シーズン最終盤にリリーフに転向。シーズンを含め4試合目の登板でクローザーを託され、先発した大谷翔平投手(31)のPS初登板初勝利もアシスト。爆誕した「LAの大魔神」が、ワールドシリーズ連覇に向け、リリーフ陣の救世主になる。
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ドジャース佐々木の制圧ぶりに、1つのやりとりを思い出した。20年春、ロッテ入団直後。「普段は質問されてばかりだと思うので、自分で自由に話したいことを話してみてください」と投げかけた。「え~っ?…」とうなりながら23秒考えて、言葉を整理しないままに話し出した。
「僕はけっこう、うわさで聞くよりも、たぶん、けっこう、全然違うと思うんですよ。ぼくのうわさ、流れるじゃないですか? こういう人だよとか。そのうわさと僕、けっこう違うと思います。体力なくて練習ついていけないんじゃって言われるけど、高卒ならそんなもんじゃないかと思いますし。体弱いとか言われるんですけど、高校入ってからケガ、1回もしてないですし」
ドジャースでは状態が上がらず、期待の分、批判も多かった。
そこから巻き返してのこの日。18歳当時の佐々木が願いながら、言葉が少々強かったから記者側で勝手に自粛してしまった言葉を5年半後、あらためてお届けしたい。
「見てほしいなと。自分の目で。それも1回じゃ分からないと思うので。見続けてから語ってほしいなと思います」【20~22年ロッテ担当=金子真仁】



