【ワシントン3日(日本時間4日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(31)が待望の1発を放った。ナショナルズ戦に「1番DH」で出場し、5打数2安打4打点。第2打席で右腕マイコラスのチェンジアップを捉え、右越えの同点3ランで流れを変えた。開幕7戦目、28打席目で飛び出した今季1号。エンゼルスでのメジャー初本塁打、ド軍移籍後初アーチを飾った記念日の「4・3」にも重なった。湿りがちだった打線は息を吹き返し、新戦力のカイル・タッカー外野手(29)の本塁打など5発、16安打13得点で大勝した。
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確信歩きからダイヤモンドを回ってホームを踏んだ大谷は、ベンチに戻る前に空に向かって両手を合わせた。一瞬余韻に浸り、祈りをささげるようなポーズ。この姿を目撃したロバーツ監督は試合後、「彼は空を見上げていた。何か大きなパワーが関係あったのかもしれない」と、スピリチュアルな表現で振り返った。
偶然にも、吉兆日と重なった。ドジャース移籍1年目の24年、開幕から自己ワーストの40打席ノーアーチで苦しんだ。トンネルから抜け、初本塁打を放ったのは4月3日だった。さかのぼれば8年前、エンゼルスに移籍した1年目にメジャー初本塁打を放った日付も一致している。ちなみに、ド軍への移籍を表明したのは23年12月9日で、エンゼルスの入団会見と日付は同じだった。
大谷は験担ぎをすることもあり、かつてはホットな状態(好調)となるように、打撃コーチからホットコーヒーをバットにかけてもらった。投手で登板する際、一塁線または三塁線の白線をまたぐときは必ず左足から。打席内でのごみ拾いも、運を引き寄せる行為の1つだろう。
この日は、ビジターの試合で初めてブルーのユニホームを着用した記念日でもある。節目が重なった「4・3」。ロバーツ監督の言葉通り、何かの力が働いたのかもしれない。



