車椅子テニスで、パラリンピック計4個の金メダルを獲得し、ユニクロのグローバルブランドアンバサダーを務める国枝慎吾さん(42)が、始球式を行った。

ダルトン・ラッシング捕手(25)に対して、ノーバウンド送球で終え、球場のファンから拍手と歓声で迎えられた。23年に現役引退した国枝さんは、同年に対談したイチローさん(マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)からプレゼントされたグローブを使用。練習の成果もあり、見事ノーバウンド送球を披露した。

始球式の前にはメディアの取材対応を行い、ユニクロとの縁やスポーツのもたらす力について語った。主な一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-初めてドジャースタジアムに来てみて

実は昨日観戦したんです。9回に大谷選手がホームランを打って最高に盛り上がった試合でもあったし、ドジャースタジアムの雰囲気を存分に堪能できた1日でした。

-世界を舞台に活躍する日本人選手たちを見て

日本でもご活躍はすごく楽しみに見ております。大谷選手や山本選手、佐々木選手が活躍している姿っていうのは本当に我々日本人にとっては誇りですし、活躍した日はその日が1日ハッピーになるとか、そんなやっぱり影響がある方々なので、こうして今日、ドジャースタジアムに来られてすごくうれしいです。

-メジャーリーグで活躍する日本人選手に期待していることは

本当に日本の選手の活躍が、海を渡って日本の地ですごく我々にとっても元気を与えてくれると思っているので、本当に活躍を楽しみにしています。

-ドジャースタジアムでスポンサー契約をしているユニクロの影響力について

僕自身、こうしたご縁で来られたこともすごくうれしく思いますし、そもそも最初に2009年にユニクロとの話が始まって、その後、(テニスプレーヤーの)錦織君だとかフェデラー選手、そして、こうしてドジャースというチームと、どんどんスポーツとユニクロの関わりが広がっていく、最初に私が契約したときは全く想像もしてなかったことだったので、こうしてドジャースタジアムにいられるということも本当にそういったご縁があってすごく感謝しています。

-始球式へ向けて、どれくらい練習して、助言などは受けたか

ちょうど僕が通っているテニスクラブのトレーナーがもともと日本ハム(ファイターズ)で、大谷選手との交流があるトレーナーだったので。1月に肩を痛めて、少しサイドスロー気味にサイドスローをスリークオーター気味に投げる方法を(YouTube番組)フルタの方程式みたいにトレーナーの方に投げ方を教わってきたので、ちょっと普段よりはスリークオーター気味に行こうかなっていう風に思っています。

-今後の活動について

今は車いすテニスのこれからの若手の選手をコーチしたりしているので、そういったこともしながら、ちょうど今年度から車いすバスケも始めたので、ちょうど来月試合があるので、そちらも出ながらという感じにはなってきます。

-世界で戦ってきた国枝さんが思う、スポーツの力とは

やっぱりスポーツ楽しいっていうところがまず一番。テニスやっていて何が良かったかなって引退した後に思うと、今でも好きなんですよね。おそらく最強の趣味でもある訳ですよね。なので、これは多分生涯スポーツを楽しむことができる。人生の楽しみってなんだろうって考えた時に、引退して好きなこと何個あるかな、結構10個数えるのも大変だなって思ったんですね。その時にやっぱり一番最初にテニスっていう言葉が出てくる、これだけでもやっていた意味があるんじゃないかなと思うし、きっとそういった子ども時代にスポーツをやっていて、例えば大学卒業後ぐらい辞めた人であっても、おそらく子供の時にやってればいつでもまた再開できる、うまい状態で再開できるところもなんかこのスポーツのいいところだなってすごく引退してから思いますね。

-野球やサッカーにも通ずる

僕自身もバスケ始めたって言いましたけど、スポーツってうまくなるところに、やり方的に共通するところが結構たくさん、例えば言語化するだとか、それを反復するだとか、そういうことのプロセスも含めてすごく楽しめるなと。それはプロじゃなくてもプロであってもそうだと思います。

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