95年、パイオニア野茂英雄がメジャーデビューして以来、今年で31年目。日本人メジャーリーガーの存在感は、各チームの中で着実に大きくなった。傑出した長打力で魅了するホワイトソックス村上宗隆内野手(26)をはじめ、不動の主軸として定着したブルージェイズ岡本和真内野手(30)、依然として不安定な側面を持ちつつも、継投でノーヒッターを達成したアストロズ今井達也投手(28)と、1年目でも日本人メジャーへの信頼度は高い。新天地でプレーする今井の前半戦を振り返る。【四竈衛】

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最初からすべてが順風満帆に進むとは思ってはいなかった。ア軍今井はデビュー後、もがき苦しんでいても、自らを客観視していたに違いない。「成功するとかしないというより、ただ、評価されてアストロズに入団した。まずはそこをやってダメだったら、そこからいろんな球種を増やしたりとか、というのが順番なのかなと思っています」。

制球難で1回を持たずに降板したかと思えば、5月25日には6回無安打の快投で「継投ノーヒッター」を達成。潜在能力を発揮する一方、安定感を欠いたまま、前半戦を折り返した。それでも、異文化へ挑んだ心意気にブレはない。「すべてが初めての経験。思っていたよりも苦労してますし、いろんな壁にぶち当たっているというのは、自分が一番分かっています。そこで腐らず、どうやってチームの力になっていくかということだけ考えて、やっていくのが大事かなと思います」。13先発で5勝4敗。今井にとって、目の前の壁は、少なくとも想定外でも、戸惑いでもない。