ドジャースが3連敗となり、3年連続のワールドシリーズ制覇へ向け、崖っぷちに追い込まれた。「6番DH」で出場した大谷翔平投手(32)は8回の第4打席で中前打を放つなど、2打数1安打1四球だった。
本拠地に戻ったドジャースだが、今季レギュラーシーズンで被本塁打0の先発スネルが3発を浴びて4失点KO。ドジャースはこれで0勝3敗と後がなくなった。
ワールドシリーズ(WS)を含む7回戦制のポストシーズン(PS)で、0勝3敗となったシリーズは過去42回あるが、逆転突破はわずか1回だけ。うち32回は4戦全敗で敗退。76・2%のチームが1勝も挙げられずにスイープされるなど、データ的には圧倒的不利だ。突破率わずか2・4%という「奇跡」を起こすしかない状況に追い込まれた。
0勝3敗から勝ち上がった唯一のケースは、2004年のア・リーグ優勝決定シリーズを突破したレッドソックス。宿敵ヤンキースを相手に、第3戦は19失点の大敗を喫するなど敗退寸前の状況から、第4戦と第5戦で逆転勝ち。第6戦以降も敵地で勝利を収め、逆転突破を果たした。勢いのまま、WSでは無傷の4連勝でカージナルスを下し、1918年以来6度目のワールドチャンピオンに輝いた。ベーブ・ルースを放出して以後は世界一に見放されていた、「バンビーノの呪い」を86年ぶりに解いた。
ヤンキースには、メジャー3年目の松井秀喜外野手が所属していた。14安打、9長打、28塁打、6二塁打はリーグ優勝決定シリーズの新記録、9得点は同タイ記録をマークしたが、チームは悔しい敗退となった。
0勝3敗から第7戦までもつれ込んだケースも、04年のレッドソックスと2020年のアストロズのみ。アストロズはア・リーグ優勝決定シリーズでレイズと対戦し、0勝3敗から3勝3敗のタイに戻したが、第7戦で力尽きた。



