厳しい稽古に「へこたれそう」…師匠林家染丸の指導は今に生きる/林家菊丸

上方落語の林家菊丸(52)が、11月の独演会を前に胸の内を明かしました。4代目林家染丸に師事することになった経緯、人情ばなしに情熱をかける理由、菊丸襲名で「東の林家」にあいさつに向かったこと…。噺家として充実の時期を迎える今、その思いを語りました。

お笑い

★林家菊丸が語った主な内容

  • 大阪落語祭トリ3度目 「たちぎれ線香」に込めた手ごたえ
  • AI相手に謎かけ対決 噺家の「味」とは何か
  • 菊丸襲名で東京の林家へ 海老名香葉子さんが語った言葉

◆林家菊丸(はやしや・きくまる)1974年(昭49)7月16日生まれ、三重県亀山市出身。94年、4代目林家染丸に入門。林家染弥を名乗る。2014年(平26)3代目林家菊丸を襲名。14年から亀山市文化大使。15年、繁昌亭大賞。22年、文化庁芸術祭大衆芸能部門大賞。趣味は高校野球観戦、ギター、ルービックキューブ、日本舞踊。身長173センチ。

◆3代目林家菊丸独演会2026~上方人情ばなしの世界

11月23日に大阪・繁昌亭、同28日に名古屋・大須演芸場で開催。

「師匠につけてもらった稽古が今になって生きている」と語る林家染丸

「師匠につけてもらった稽古が今になって生きている」と語る林家染丸

3度目のトリ「たちぎれ線香」に込めた手ごたえ

9月、上方の落語家は忙しい日々を過ごした。第7回大阪落語祭(9月18~23日)が国立文楽劇場で開催される一方、天満天神繁昌亭では開場20周年記念特別公演(9月15~23日)が行われ、いずれも大勢の落語ファンが集まった。

林家菊丸は大阪落語祭3日目でトリを、22日の繁昌亭では中トリ(中入り前を締めくくる)を務めた。

菊丸 大阪落語祭のトリは一昨年、昨年に続いて3度目でしたので、さすがに足が震えて仕方ないというようなことはありませんでした。文楽劇場ではかつて師匠(4代目林家染丸)が独演会をやっていて、私もなじみのある舞台。アウェー感はなかったと思います。トリでは人情ばなし「たちぎれ線香」をやらせてもらいました。滑稽(こっけい)ばなしのような大きな笑いがわき上がることは少ないんですが、演じ終えて客席からいただく拍手の大きさから手ごたえをつかむことができました。

トリを務める演者は、自分よりも前にどんなネタがかかるのか気を配る必要がある。似たような傾向のネタを先に誰かがやってしまうと、急きょ変更をしなければならない。

菊丸 この日は中トリの桂南天さん(桂南光の弟子)が「きょうはどんなネタをやるつもり?」と前もって聞いてくださったので、私はリラックスして高座に臨むことができました。

「品良く演じる落語家でありたい」人情ばなしへの情熱

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エンタメ

三宅敏Satoshi Miyake

Osaka

大阪市生まれ。1981年に日刊スポーツ入社。
主に芸能ニュース、社会ニュースの記者・デスクを務める。
2011年に早期退職制度で退社。その後は遊んで暮らしていたが、2022年から記者として復帰。吉本のお笑い芸人などを取材している。
好きなものは猫、サッカー、麻雀、ゴルフ。身長171センチ。