ブルワーズは17日、ポスティングシステム(入札制度)で独占交渉権を獲得したヤクルトの青木宣親外野手(30)と2年契約を結んだと発表した。3年目の選択権は球団が持つ。青木は日本時間20日に東京都内で入団記者会見を行う。

 ブルワーズは日本駐在のスカウトを置いていないため、今月8日にアリゾナ州で青木の練習を幹部が視察し、獲得の是非を検討していた。

 入札制度を利用しての移籍は、昨季ロッテからツインズに入団した西岡剛内野手以来。今オフは西武の中島裕之内野手が独占交渉権を獲得したヤンキースと交渉したが、決裂した。ブルワーズの青木との交渉期限は、米東部時間17日午後5時(日本時間18日午前7時)だった。

 青木は首位打者を3度獲得し、ベストナインに7年連続で選出。プロ8年の通算打率は3割2分9厘でシーズン200安打を2度記録した。昨季は全144試合に出場して打率2割9分2厘だった。

 ミルウォーキーに本拠を置くブルワーズはナ・リーグ中地区に所属。昨季は斎藤隆投手(今季はダイヤモンドバックス)が所属し、地区優勝を果たした。