<ホワイトソックス1-9マリナーズ>◇第2試合◇28日(日本時間29日)◇USセルラーフィールド

 マリナーズのイチロー外野手(35)が打って走って大勝を呼び寄せた。27日の試合が雨で中止となったため、ダブルヘッダー。第1試合はホワイトソックス先発コローンの巧みな投球を前に、バットから快音は響かず。マ軍先発ジャクバウスカスも相手打線を2安打に抑える好投を見せたが、打線が援護できずに1-2で敗れた。

 試合終了から第2試合開始までわずか1時間10分。嫌なムードを引きずってもおかしくない状況で、流れを変えたのは先頭打者のイチローだった。「大事でしたね」と振り返る1回の攻撃。右前打で出塁すると、続くチャベスの送りバントで二塁へ。3番スウィーニーの打席で完璧な三盗を決め、直後の左前適時打で先制のホームを踏んだ。先発ヘルナンデスが8回を4安打無失点に抑える力投を見せると、打線は今季最多となる19安打で9点で大勝した。

 この勝利で4月をア・リーグ西地区1位で通過することが決まり「懐かしいね」とポツリ。昨年リーグ最低勝率で、補強らしい補強もなかったチームの開幕ダッシュ。だがイチローは「これで驚いていたらやばいですよ」と淡々と受け止めていた。(シカゴ=佐藤直子通信員)