ヤンキースにドラフト2巡目(全体66位)で入団し、傘下ルーキーリーグのGCLヤンキース1に所属する加藤豪将内野手(18)が29日、充実のプロ1年目を打ち上げた。この日で公式戦の全日程を終えて、リーグ1位タイの6本塁打でタイトルを獲得。出塁率と長打率を足したOPS9割2分4厘は単独1位に輝くなど、打撃の主要部門で軒並み上位にランクされた。

 ジーターの後継者と呼ばれる若武者が大きな自信をつかんだ。加藤はツイッターに英語で「ヤンキーの一員としての1年目は成功だった。今夜、(カリフォルニア州の)自宅に戻れることがうれしくてたまらない」と振り返った。最終戦のGCLブルージェイズ戦は「3番二塁」で3打数無安打に終わったが、実績はドラ2の評価にふさわしいものだった。

 6月21日の開幕戦で本塁打デビューを飾るなど、50試合でリーグ9位の打率3割1分(184打数57安打)、長打率5割2分2厘は同2位と、確実性とパワーを兼ね備える入団時の評価を証明した。チームはプレーオフ進出を逃したが、加藤は9月から選ばれた選手だけがプレーできる教育リーグに参加する。ツイッターでは「暑いフロリダの夏、ルーキーリーグ終わりました!

 応援ありがとうございました!」と、日本語で感謝のコメントも忘れなかった。