<ナ地区シリーズ:ジャイアンツ4-5ブレーブス>◇第2戦◇8日(日本時間9日)◇AT&Tパーク

 ブレーブスはジャイアンツを延長11回の末に破り、1勝1敗とした。

 ヒーローは、元投手の外野手アンキールだった。11回1死から、ジ軍ラミレスの151キロの速球を右翼場外の海まで運ぶ「スプラッシュ・ヒット・ホームラン」。打った瞬間、右手を突き上げるほど、完ぺきなひと振り。04年までは投手として通算13勝。制球難が原因で打者転向後、プレーオフ初本塁打が決勝弾となった。2回には29年間で158回の退場記録を持つコックス監督が、暴言を吐いて退場処分。負ければ土俵際に追い詰められていただけに、大きな白星となった。