中日が今日3日、1週間前に無安打無得点試合を食らった巨人山口俊と再戦する。4連勝中と乗っている竜戦士は2日、ナゴヤドームで一部選手を除いて全体練習。そろって、リベンジへの意欲を高めた。

 屈辱の一戦から一夜明けた7月28日。試合前には土井打撃コーチが「すまなかった」とナインに謝罪した。大島は「土井さんのせいじゃないのに。何とかしたいと野手陣は思った」と胸を痛めた。そこから連勝が始まった。この4試合は平均7得点。野手の奮起が目立っている。

 土井コーチは「うちはこの前とは違う。いい状態。リベンジしてくれるでしょう」と自信を深める。山口俊は剛球のイメージが強いが、福田は「球が強い技巧派というか。直球をなかなか投げてこない。高めを打つことでしょう」と攻略法に言及した。変化球をうまく投げ分けるため狙い球を絞りにくいが、基本の好球必打がポイントだ。

 前日1日の阪神戦で2発6打点と爆発した高橋は「前回やられている相手に同じような結果にならないように」と気合。主砲ビシエドも「チームは調子がいい。毎回いい投球ができるものじゃないから、考えすぎないこと」と自信ありげだった。【柏原誠】