阪神の沖縄・宜野座キャンプが1日にスタートし、矢野燿大監督(50)が精力的に動いた。新監督就任の初日は投手陣のブルペン投球を入念にチェック。

16人が熱投する盛況ぶりだった。「(藤浪)晋太郎と(伊藤)和雄は、すごく印象に残った。和雄も去年、2軍で抑えをやって、俺は短いイニングで勝ちパターンでも使える力があると思う。今日の球を見ても、すごくいい球を投げていた。晋太郎も生で投球を見るのは去年以来だけど、すごく楽しそうやったよね、顔が」と振り返った。

今春は多くのポジションで競争を仕掛ける。ナインの動きを振り返って「競争というのは、ずっと言ってますけど、競争は大きなテーマ。そのなかから勝ち上がっていくというか、選手にも言いましたけど、切磋琢磨(せっさたくま)というようなレベルを超えて、同じチームですけど、ライバル心を目いっぱい出して競争してくれるっていうのが大きなテーマだと思っています」と強調した。