西武後藤高志オーナー(69)が3日、宮崎・南郷で春季キャンプを行うチームを視察した。練習前に“3カ条”を訓示した。

<1>新時代 「新しい時代に1人1人が主役になってほしい」

<2>穴を埋めろ 「FAとか菊池雄星が抜けたとか言われているけど、私はそうは思わない。そんなヤワなチームじゃない。新しい力が加わっている。全員でその穴を埋めてもらいたい。穴を埋めて主役になってもらいたい。若手の台頭大いに期待している」

<3>キャンプ 「このキャンプで1年間戦える体をつくってもらいたい。1年間ケガをしないで戦い抜いてもらいたい」

力強く訓示を語った同オーナーは、その先にいるファンの存在を強く意識した。「11月23日に所沢でパレードを行った。みなさんオープンカーに乗って、沿道には7万5000人が来られた。(南郷パレードで)今日は朝早くから、聞くところによると、朝4時半からいらっしゃったという。ファンの熱い声援を受け止めて、大切にし、期待にしっかり応えてもらいたい」。

そして最後には「1年終わったときに、うまい酒を酌み交わしましょう」と、日本一となって勝利の美酒に酔いしれることを約束した。