1年でも長くプロの世界で! 阪神ドラフト1位の近本光司外野手(24=大阪ガス)が春季キャンプ休日の4日、沖縄・宜野座村にある「道の駅ぎのざ」でシーサーの色付け体験を行った。同3位木浪、同4位斎藤と参加し「日本でもまだまだ知らないことがあるんだな」と沖縄文化について勉強熱心に振り返った。

体験場を見渡すと、歴代虎戦士の写真が展示されていた。近本は大阪ガスの先輩でもある能見の写真をピックアップ。「能見さんみたいに長く活躍したいと思っています」と誓った。能見は今季、40歳を迎える。報道陣から40歳までプレーする自分が想像できるかと問われると「全然、予想できないですね。先のことも大事だけど、1年1年が勝負になる」としみじみと話した。

キャンプ初の休日とはいえ「もちろん、リラックスも大事ですけど、体も動かしていきたい。(ランニングで)汗を流そうかなと思います」と完全オフにはしない。今季の目標を「新人王と盗塁王」と掲げる。1年目からの大暴れを目指しつつ、息の長い選手になる。【真柴健】