阪神ドラフト3位の木浪が7日、沖縄・宜野座キャンプの初実戦となった紅白戦に紅組の「7番三塁」で出場し“プロ1号”を放った。矢野燿大監督は「打撃でアピールできたのはチャンスが広がる」と絶賛した。

矢野監督の一問一答は以下の通り。

-新人の近本、木浪がいい打撃を見せた

近本も走者一塁で、しっかり打っていたし、他の凡打も一塁まで「ギリギリアウト」という足の速さを見せてくれた。木浪も練習からしっかり振り切れる打撃はしていた。思っていたよりバットを振れるイメージが結果でも見せてくれた。

-木浪はプロの実戦初打席でバント。冷静だ

まあねえ。俺は打ってほしかったんやけどね。ランナーが一塁で、どういう打撃をするのかなって。それが悪いとはあいつに言ってないし、全然いい。別に木浪の発想でやることだからいい。ある意味、冷静というか、打ちたいところで気持ちをそっちに持っていったのは、それはそれでプラス。そういう判断ができる部分もプラスにはなるよ。

-北條と上本の実戦出場はチームに大きい

2人ともケガ明けで、こっちも心配があった。上ポン(上本)も(故障して)1年たってない。かなり久しぶりの実戦であれだけ最初から三塁線にファウルを打ったり、打撃はすごく非凡なものがある。ポンに「実戦がこれだけ空いて変な感じないか」って聞いたら「ピッチャーの球が速く見えましたし、変な感じありました」とは言ってたけど、それでもあれだけのものを出せるのが上本の強み。(北條も)今日の感じなら自分の感覚と、実戦とのズレがあまりないかな。俺も見て安心した。