日本ハムのドラフト1位吉田輝星投手(18=金足農)が8日、カットボールの練習を始めた。

沖縄・国頭の2軍キャンプ第2クール最終日、キャッチボールで球の回転や変化を試した。「実戦も近くなってきているので」と理由を明かし、「回転はいい。(休日明けの)明後日(10日)キャッチボールの時にしっかり曲がりが出れば、ブルペンでも投げられるかなと思います」と手応えを口にした。

これまでの投球練習で投げた変化球は、カーブとスライダーの2種類のみ。高校時代にも使っていたカットボールに取り組むのは、16日の紅白戦など今後の実戦へ、投球の幅を広げるのが狙いだ。「出来れば直球を早いうちに完成させて、他の変化球に取り組めればと思う」と意欲的だ。

第3クールは10日にブルペン入り、11日に打撃投手での登板を予定する。「打者が立つと感覚が違うんで、その感覚をしっかり戻せられればいいなと思います」。9日はキャンプ2度目の休日となる。「10日にピッチングがあるので走って、晴れていれば海を見たり、ゆっくりしたいなと思います」。リフレッシュを経て実戦モードへと仕上げていく。【山崎純一】