中日与田剛監督が初采配を18-0の爆勝で、幸先いいスタートを切った。

11日、沖縄・北谷で韓国・ハンファと練習試合。3回、亀沢恭平内野手のチーム1号本塁打で先制すると、スティーブン・モヤ外野手も2点本塁打で続きこの回、4得点。6回には、福田永将内野手の2点本塁打や井領雅貴外野手の3点本塁打など、打者12人の猛攻で一挙7得点。その後も7回に打者一巡で4得点。8回も堂上直倫内野手の2点本塁打などで3得点を挙げ、19安打18得点で初陣を飾った。

投げては“開幕投手”を務めた柳裕也投手から福谷浩司、岡田俊哉、小熊凌祐がそれぞれ2回を無失点。最終回を鈴木博志が締め、5人の投手が無四球無死点のリレーを見せた。

与田監督は、1安打1盗塁で存在感を見せた京田陽太内野手や途中出場ながら本塁打を含む3安打5打点と結果を残した堂上などの遊撃手争いを引き合いに「開幕からシーズン終了まで戦いは続きますから、その中でいいものを出してもらって、アピールをどんどんしてほしいと思います」とさらなる競争に期待した。投手陣の内容には「フルカウントにいっても、(カウント)3-1になっても、そういったところからストライクゾーンで勝負ができる。そういう基本が今日はできていたと思う」と振り返った。