中日のドラフト1位、根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)が初の柵越えを放った。

右ふくらはぎ肉離れで別メニューを続ける2軍の沖縄・読谷キャンプで、休日を挟み、4日連続の屋外フリー打撃。61スイング中で安打性を24本飛ばし、そのうち3本を右翼に突き刺した。内訳はマシンから1本、右投手から2本。「しっかり振ることは考えていた。来た球にしっかり振っていて、入った感じ。達成感はないです」と、淡々と振り返った。

この日から第3クールに入り、内野の全体守備練習にも初めて加わった。「体の調子が上がってきて、感覚というか、しっかり振るところもでき始めている」と、回復の手ごたえをつかむ。マシンと違う打撃投手の球にも「(試合では)毎度、同じ球が来るわけではない。マシンよりは実戦っぽいので、そこは違います」と話した。【奥田隼人】