中日のドラフト1位根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)が初めてフリー打撃で現役投手と対戦した。マウンドに立ったのは、6年目の阿知羅。キャンプ中の練習試合でも結果を残してきた右腕だ。19スイング対戦。空振りも含めて、安打性は2本と根尾を抑え込んだ。

それでも阿知羅は根尾を称賛した。「抑えにいって打たれたのは悔しい。でも根尾のスイングは思い切りがいい。空振りの後も当てにこないで、スイングを変えなかった。振ってくる打者は投手にとっては怖いですから」。18歳は26歳の右腕に恐怖感を抱かせた。

2軍のキャンプ宿舎で阿知羅は根尾と相部屋。「僕がチームで一番、仲がいいんじゃないですか。普通の子です。本も読んでないですよ。ただ寝相が悪い。夜中にドーン、バーンと壁を蹴ってますよ」。かわいい後輩の、知られざる一面も披露した。