中日のドラフト1位根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)が実戦デビューした。

「6番DH」で先発出場。地元名古屋からは報道陣が約50人が大挙して取材に訪れた。2回の初打席では、メッセンジャーの142キロ高めのストレートにバットが空を切り、空振り三振。5回はカウント3-1から外角低めの直球を見逃し、四球を選んだ。この日は当初の予定通り、2打席で交代。デビュー戦は1打数無安打1四球に終わった。

■根尾故障からの経過

▽1月

23日 合同自主トレのベースランニングで右ふくらはぎの張りを訴える。

24日 球団が右腓腹筋の軽度の肉離れと発表。

26日 大阪桐蔭の卒業式に出席。キャンプ地の沖縄入り。

27日 2軍合同自主トレは別メニューでティー打撃を再開。

29日 故障後初めてスパイクを履き、遊撃でノックを受ける。

▽2月

1日 2軍でキャンプイン。チーム写真撮影で松坂と初対面。

2日 マシン打撃再開。

3日 野茂英雄氏と中学3年以来の再会。

7日 目慣らしでブルペンの打席に立ち、投球に「手が出ちゃいました」とスイング。周囲を驚かせ、武山に「危ねえじゃねえか」と笑顔で突っ込まれる。

10日 初の屋外フリー打撃。

11日 侍ジャパン稲葉監督と初対面。

14日 内野守備の全体練習に合流。

21日 軽めのベースランニング。

25日 リハビリメニューを終え、通常練習に合流。

26日 走塁練習で二塁スライディング。

27日 フリー打撃で初めてプロの投手(阿知羅)の球を打つ。守備練習では遊撃から二塁に回って荒木コーチと「アラネオ」コンビ結成。

28日 2軍キャンプ打ち上げ。自己採点は「50点」。

▽3月

5日 2軍遠征に同行せず残留。1軍の全体練習に特別参加し、京田、堂上らと遊撃に就いた。

8日 練習後、実戦デビューに向けて大阪へ移動。