マンガ喫茶やりたい！？ 楽天鈴木翔天投手（26）が、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、400万円増の年俸1050万円でサインした。4年目の今季はキャリア最多の38試合に登板。プロ初勝利も挙げた。1勝3敗、7ホールド、防御率4.03。頭角を現した1年だった。
来季も結果を残し、年俸アップを狙う。野望は自宅の改造。壁一面にマンガが並ぶ様子を頭に描く。「マンガ喫茶開こうかな。（チームメートは）行き放題」と想像を膨らませた。来店者には、コーヒー付きのサービスも考えている。
ただ、道のりは遠い。家には本棚がなく、持っているマンガは1冊もない。「大人買いをしたい。ワンピースを1巻からそろえたら5万ぐらいかかるのかな。ナルトとかもそろえていったら20万ぐらいは必要かなと思うので」と、にんまり。「スパイファミリー、ファブル、チェンソーマンも。あとはキングダム。難しいな…。ポンと出るのはそれぐらい」。そろえたい作品はまだまだある。
夢実現のため、さらなる成長を遂げ、来季もチームに貢献していく。「今年は先発、中継ぎ、ワンポイント、中ロングも全部やった。球団に任されたポジションを投げる便利屋みたいな存在になれたら」と意気込む。今は新球の緩い変化球を習得中。詳細はトップシークレットだが、手応えは日に日に増してきている。新たな武器で、“開店資金”調達を目指す。【湯本勝大】（金額は推定）
