国学院大がサヨナラ勝利で中大に勝利し、1勝1敗とした。

1-1で迎えた9回無死三塁、柳舘憲吾内野手(3年=日大三)がカウント1-1からの直球を右前へ運びサヨナラ勝利を決めた。柳舘は「よかった! ホッとしました」と、汗をぬぐいながら笑顔を見せた。

隣では鳥山泰孝監督(47)が「あの場面であのスイングができるんですから。素晴らしい。見事でした」と、頼もしく見つめた。今季は3番柳舘、4番冨田進悟内野手(3年=横浜)の打順を固定。「2人と心中するつもりで、打順を組んだ」と、指揮官の思いを明かし、シーズン終盤でその期待に応えた柳舘を握手でたたえた。

昨秋、リーグ優勝の国学院大も、今春は5勝7敗でいまだ勝ち点は1。柳舘は「今までは優勝を経験して、下を見る戦いをしてこなかった。これが東都なのか、と実感している。その中で俺たちはプレーをしている。東都のプライドを感じています」と話した。

26日は中大との3回戦が行われる(神宮、午後0時半)。入れ替え戦回避へ。チーム一丸で1勝を取りに行く。