巨人田中将大投手(37)が5回6安打1失点で降板した。「全体的には良かった」と振り返る64球だった。

多彩な変化球を織り交ぜ、失点は5回に阪口に許したソロ本塁打のみ。「ホームラン以外は、基本的には打球の角度は抑えて、ヒットもゴロだし。アウトもダブルプレーもしっかりゴロを打たして。アウトを積み重ねることができたのはよかったかな」と持ち味のゴロアウトを量産した。得点圏にランナーを背負う場面でも、打たせての併殺打で切り抜けた。

初回から場内も驚かせた。1回2死から3番常谷の初球に投じたのは、スローカーブ。超遅球にスタンドがどよめく中でボール判定となったが、球場のスピード表示に球速が出ず。“計測不能”の1球となった。NPB+では78キロと記録された配球で翻弄(ほんろう)し、最終的に遊ゴロ。「今年やってるからね」と採り入れる緩急で仕留めた。