補強期限が4日後に迫る中、広島は外部補強のないままオールスターブレークを迎えた。
後半戦の浮上へ、求められるのは若手の台頭だ。前半戦は35勝50敗4分けの5位。投手陣は森下や島内の不調に、中崎やハーンの負傷などの誤算があった。野手陣も昨季2冠の小園の不調や経験を積んできた若手の伸び悩みが続く。新井貴浩監督(49)は後半戦に向けて「若い選手が多いので、試合をしていく上でどれだけ力をつけていけるかがポイントになると思います」と奮起を促した。
特に右脇腹痛でハーンが離脱した勝ちパターンの再構築は急務だ。26日ヤクルト戦では抑えの森浦までに鈴木、辻、高を起用した。無死満塁で登板した鈴木は2者連続適時打を浴びるなど3失点したが、指揮官は「結果、打たれたけど、打ち取った打球がヒットゾーンに飛んでいる。内容的には良かったと思う」と評価していた。ほかにも球宴に補充選手として出場する遠藤もいるが「そこも競争してもらいたい」と若手中継ぎ投手に切磋琢磨(せっさたくま)していくことを求めた。
得点力不足も大きな課題として残る。266得点は両リーグワーストだ。「育成選手がたくさんクローズアップされるというのは、いいことでもあり、寂しいことでもある。いつまでもチャンスがあると思わないでほしい。チャンスはあるうちにつかまないと、どんどん次にチャンスが移ってしまう」。前半戦最終戦では決勝打の佐々木が猛打賞をマークした。開幕4番を任された逸材。7月は月間打率3割8分1厘と状態を上げているだけに、後半戦は打線の起爆剤となることが期待される。【前原淳】



