張り詰めた緊張が一瞬でほどけた。パ・リーグ選抜先発ロッテ石垣元気投手(18)は、1回無失点で終えベンチへ戻ると笑みがこぼれた。「お客さんがいっぱいいて…。あっという間だった。楽しく投げられたので良かったです」と、充実した表情だった。

初回2死三塁、ピンチを迎えると力が入った。初球の直球はこの日最速の153キロ。快速球で球場を沸かせると、追い込んでからは得意のフォークを低めに決めた。セ・リーグ選抜4番の広島佐々木を遊ゴロに打ち取り、表情が緩んだ。「狙ったんですけど、当てられちゃいました」。三振を奪えなかった悔しさと、安堵(あんど)が入り交じった1球だった。

プロ1年目の前半戦は、ファームで実戦デビューを果たし12試合に登板。14イニングで23三振を奪い、潜在能力の高さを発揮した。ただ、満足はしていない。「まだまだ力不足。日によってバラつきがある。こういう舞台を経験して、いい選手と対戦して抑えることもできたので、自信を持ってやっていきたい」。怪物右腕は、また一歩前に進んだ。

【速報中】ロッテ石垣元気は153キロの快速球 巨人園田純規は計測不能の遅球/フレッシュ球宴