西武は31日、育成4年目の是沢涼輔捕手(26)と支配下契約を締結し、その後会見を行った。

支配枠が残り「2」となり、球団は若林楽人外野手(28)のトレード獲得と、是沢の昇格という「野手2人」を選択した。広池浩司球団本部長(52)は「本当にいろんな選択肢の中で、確かに悩みました」と明かした。

最後の1枠を選んだ背景として「シーズン、まだ3分の1あります。いま1軍で3人(古賀悠、柘植、小島)が頑張ってくれてますけど、捕手は激務なので、そこに厚みを増しておかなければ怖いというのが正直なところですね」と明かした。関係者によると、牧野が現在、コンディション不良となっているもようだ。

一方で1軍ではブルペンデーの試合がすでにあった。腰を痛めている与座、コンディションを落としている菅井の先発2人に、今季中の計算が立たなくなりつつある現状で「投手」の選択も考えられたが、フロントは捕手を選んだ。

広池本部長は「(先発の)枚数が1枚2枚ほしいのはありました」としつつ、山田ら故障組の1軍復帰でリリーフが強化されている状況を説明。「今後もし何かあった時でもリリーフデーでしのげると。相手からすると、毎打席投手が変わるので正直、リリーフデーはイヤなもので、私の経験からもリリーフデーをやったほうが勝つことが多い」とし、先発候補でもリリーフ候補でもなく、捕手強化を選んだとした。

是沢についてはチーム屈指の練習家としても知られてきた。「プロだから練習は当たり前だし、見えない努力もみんなしている。ただ、少なくとも彼がいつも同じ場所でいつも頑張っている姿を見てきましたし、皆にいい影響を与えたというのは1つの判断としてあります」と話した。

投手陣からも「是沢に受けてもらいたい」という声が増えてきているという。フレーミング能力の高さもさることながら「あれだけ練習しても3年半、小さいケガはちょこちょこあったと思うんですけど、何も言わずずっとプレーしていた。ずっといてくれるキャッチャーは非常にありがたいですね」と頑丈さもたたえていた。【金子真仁】