やられたぶんだけ、やり返す。日本ハムは4日から首位ソフトバンクと3連戦。3位からの逆転Vへ、弾みをつけたい。ソフトバンクの優勝マジック点灯が間近に迫る中、先陣を切って先発する伊藤大海投手(28)は「突破口を僕が開いていけるように」と、エースの自覚を口にした。

チームはソフトバンク相手に、前半戦で2勝12敗と大きく負け越している。伊藤自身、4試合に先発し1勝2敗で防御率6・56と苦戦中。ただ、先月末に行われた球宴でソフトバンク勢と話をする中で、思わぬ気づきもあった。「やられている割には、向こうもちゃんと嫌がってくれているんだなって。自信を持って投げようかなと。印象に残る登板を、後半戦の早い段階にできたら」。プライドを懸けてマウンドに立つ。

4年ぶりに出場した球宴では第1戦に先発。全セの阪神佐藤輝にスローボールを投じた後、本塁打を許し、改めて1発の怖さを痛感した。「いろいろな選手から刺激を受けた。それをシーズンに生かしていけたら」と、意気込む。

中6日での火曜先発が続けば、9月8日までにソフトバンクと4度対戦することになる。「いったん、日程組んだ人、連れてきて下さい」と苦笑いも、エースとして避けては通れない。「全部勝たないといけない。良い“気”を持ってこられるようなピッチングをしたい」。倍返しの準備は整った。【中島宙恵】