K-1フェザー級王者武尊(26)が12日、都内で行われた「ROAD TO K-1&300万円トーナメント」調印式に出席した。

 同トーナメントは武尊に魔裟斗、山本”KID”徳郁、小川直也という4人の格闘技界のレジェンド&トップファイターによって発掘された選手が、K-1ルール(肘打ちなしのキックボクシング)で戦うAbemaTVの番組「格闘代理戦争」の目玉イベント。この日は、来年1月8日に新宿FACEで開催の大会を盛り上げようと、武尊ら4人とその秘蔵っ子4人が顔をそろえ、いずれの師弟コンビも必勝を誓った。

 1月8日に1回戦2試合が行われ、決勝は後日開催(未定)。対戦カードは武尊推薦のキック選手中嶋志津麻(18=体重63キロ)-山本推薦のテコンドー選手スソン(21=67キロ)、魔裟斗推薦のキック選手松村英明(25=67キロ)-小川推薦の柔道選手小倉拓実(21=68キロ)に決まった。

 それぞれの推薦選手について、武尊は「(優しそうな)こんな顔だが、気持ちはめっちゃ強い」、山本は「キックでも総合でもトップの選手を目指す」、魔裟斗は「ミドル級クラスのパンチがある」、小川は「下馬評最下位からのまさかを期待してほしい」と自信を見せた。

 優勝者はK-1グループとプロ契約できる上、大会を放送するAbemaTVから賞金300万円をもらえるとあって、選手4人は気合十分。中嶋は「10代で全員倒して優勝できたらおもしろい」、スソンは「地味な選手が優勝しても何にもならない」、松村は「魔裟斗さんのようなスーパースターになる」、小倉は「柔道では修羅場をくぐり抜け(中高で)2度頂点に立った。心配ない」と、早くも舌戦を交わしていた。