世界最強タッグリーグ最終日で、諏訪魔(41)石川修司(42)組が、大日本の橋本大地(25)神谷英慶(25)組を破り優勝した。

 勝ち点10が5チームの混戦から、セミで野村・青柳組を破った橋本組と、メインで宮原・ヨシタツ組を破った諏訪魔組が勝ち点12で優勝決定戦となった。

 メインから休憩時間10分と不利な状況も、体格とパワーで上回る諏訪魔組が橋本組を圧倒。

 必死に食い下がる神谷に、196センチ、130キロの石川がヒザ蹴りから、ジャイアントスラムを決めて優勝をもぎ取った。

 諏訪魔は「オレが負けて期間中はケンカもしたが、最後はわかり合えた。最高のパートナー」と石川の健闘をたたえた。一方の石川も「今日は優勝するつもりでやった。諏訪魔と何回も衝突したけど、それも優勝するために必要だったのかなと思う。メインの宮原、ヨシタツも強かったけど、その後も、若くて勢いがあった。オレたちは今が全盛期。1年の終わりを最高の形で締められてよかった」と喜びいっぱいに話した。

 負けた橋本は「楽しかった。セミではアジアタッグ王者に勝ったし、オレたちがトップの勝ち点を取った。オレらは、この大会のおかげで、また1つデカくなった」と充実感を漂わせていた。

 神谷も「完敗です。こんなに強いタッグチームがいるとは知らなかった。ボクらももっともっと強くなって次は全日本に負けないようにしたい」と悔しさいっぱいに話していた。