プロレスリング・ノアは12日、都内の事務所で記者会見を開き、前GHCジュニアタッグ王者石森太二(35)の同日付での退団を発表した。

 石森は、08年1月にノアに入団。正式入団前の活動を加えると、12年間ノアのリングで活躍した。石森は「個人的に第一線で戦っていけるのは、今のファイトスタイルではあと10年もできない。そういうことを考えた上で、海外遠征を経験し、より外の世界へ興味を持った。ノアで12年、プロレスキャリア16年。ここが決断のときかなと。ここで一歩踏み出さなければ一生後悔する」と決断の理由を話した。ノアでは、GHCジュニアヘビー級王座を3度戴冠。GHCジュニアタッグ王座や、最近は海外遠征でインパクトレスリングのインパクトX-Division王座などを獲得するなど、ノアジュニアの主力選手として国内外から注目されていた。また、親交のあるWWEの中邑真輔や、イタミ・ヒデオ、飯伏幸太らの海外での活躍にも刺激を受けていたという。石森は「今後はフリーとして、世界中で日本人が活躍している中で、自分もそこに並べるぐらい頑張っていきたい。WWEも目標です」と決意を語った。