ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)ら新旧の世界、日本王者たちが集結したチャリティーボクシングイベント「LEGEND(レジェンド)」が2月11日、東京・代々木第1体育館で開催されると21日、発表された。

井上のほか、WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)、元WBO世界フライ級王者木村翔(32=花形)が同日、都内で会見した。イベント当日には井上がスペシャルエキシビションマッチ(相手未定)に臨むことも合わせて発表された。

このイベント収益は新型コロナウイルスと闘う医療従事者らを支援するチャリティー企画となる。現時点でイベントは有観客で5000人を予定。当日はライブ配信も計画されている。出場選手、スタッフ、観客にはPCR検査を受ける。井上は「このコロナ禍でエンターテインメントを取り戻そうと思い、賛同を決意した。昨年11月の世界戦も無観客でした。日本で安全な状態で試合できるならと思い賛同しました」とあいさつ。エキシビション戦について「こういう相手としてやってほしいという期待に応えられる相手になれば。近くの階級の王者にオファーを出しています」と明かした。

京口は「昨年の11月に世界戦を自身のコロナで中止にしてしまったのは大きい。大きいイベントをする、オファーもいただいて、自分も協力できるならしたいと思いました」と経緯を明かした。また木村は「オファーをいただいて、プロとして断る理由がなかった。ボクもどうしたら分からない部分もある。こういうイベントでスポーツ選手として貢献できればいい」とエキシビション戦出場に意欲的だった。