ボクシングのWBAスーパー・IBF世界バンタム級王者井上尚弥(27=大橋)が新旧世界王者たちと新型コロナウイルスと闘う医療従事者や患者のために一肌脱ぐ。21日に都内で、WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(27=ワタナベ)、元WBO世界フライ級王者木村翔(32=花形)とともにチャリティーボクシングイベント「LEGEND」(2月11日、東京・代々木第1体育館)の開催会見に出席。スパーリング形式のエキシビション3分3回(相手未定)に臨むことが発表された。

昨年11月に新型コロナウイルスに感染し、試合前日に3度目の防衛戦が中止となったWBAライトフライ級スーパー王者京口は、LEGENDを通じて元気な姿を見せたい思いが強い。19年10月以来、リングから遠ざかっていることもあり「戦っている姿を届けられるのでオファーを受けた。10年、20年たっても『あの興行は特別だった』と言われる記憶に残る日にしたい」と意欲満々だった。