プロボクシングWBA世界スーパーフライ級王者ジョシュア・フランコ(27=米国)が12月31日に東京・大田区総合体育館で、WBO世界同級王者井岡一翔(33=志成)と2団体王座王座統一戦に臨むことが21日、発表された。同日、フランコは米カリフォルニア州、井岡も合宿先の米ラスベガスから同時オンライン会見に臨んだ。

「ザ・プロフェッサー」の愛称通り、めがねを装着して会見に登場したフランコにとって21年8月以来のリング。「ずっと試合を待っていた。試合が決まってうれしい。興奮しています。井岡選手はとても素晴らしいボクサー。この試合を心待ちにしていた。楽しみにしている」と静かな闘志を燃やした。

1年4カ月ぶりの防衛戦が井岡とのビッグマッチになったことで「ボクサーとして統一戦というのは戦いたい試合。オファーがきてすぐにやりたいと返事をした」と待望の1戦。9月中旬から本格的な調整に入っており「(ロバート・ガルシア)トレーナーに限界までプッシュされている。自分も限界まで、今までにないぐらいハードにやっている。統一戦はそれぐらい大事なもの。すべて準備している」と強調した。

初来日となり、前WBC世界スーパーフライ級王者の弟ジェシー・ロドリゲス(メキシコ)もチームの一員として日本にやってくるという。フランコは「日本で試合することも楽しみにしている。敵地に乗り込むので、試合を支配することが大事。KOすることはいいが、しっかり勝つ内容をみせることが大事」と、大みそか決戦に勝利するためのポイントを挙げた。