ボクシング興行の「3150FIGHT」を主宰する亀田興毅ファウンダー(36)が21日、大阪市内のKWORLD3ジムで新プロジェクト「リングにかけろ!」の会見を行った。

「3150FIGHT」の挑戦的興行「SURVIVAL」の進化形に着手する。東京の老舗ジム、ワタナベジムの深町信司マネジャー(42)を実行委員長として招請。「プラットホーム」を掲げる同興行の役割を広げるべく、全国から出場希望選手を募り、オーディションを行う。

第1回は1次審査が12月5日締め切りでの書類審査。プロボクサーライセンスを所持している選手でA~C級のライセンスおよび階級を問わず、インスタグラムアカウントにて必要項目に記入の上、応募する。通過者はスパーリング等の2次審査を経て、4月に計画される「SURVIVAL」への出場権を得られる。

興毅氏は「出場したい選手の要望が殺到しているのでこういう形をとりたい。1人ではまかないきれないので、深町さんに実行委員長としてお願いした」。深町氏は「(興毅氏に)『力を貸してほしい』と言ってもらった。全国には埋もれている選手も多い。人生をかけてやっていきたい」と意気込みを語った。

興毅氏は「(SURVIVALから)3戦目ぐらいで世界挑戦の可能性だってありますよ」。ジム興行中心の垣根を崩し、新たなチャレンジを続ける一環。ワタナベジムとの強力タッグにも成功し、ボクシング変革の動きを全国に広める態勢を整えてきた。