プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(33=志成)が12月31日に東京・大田区総合体育館で、WBA世界同級王者ジョシュア・フランコ(27=米国)との2団体王座統一戦に臨むと21日、発表された。師事するイスマエル・サラス・トレーナーの指導を受けるため、井岡は米ラスベガスに滞在し、フランコは拠点の米カリフォルニア州で最終調整中。両者はそろって同時オンラインで会見に臨んだ。井岡の主な一問一答は次の通り。

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-現在の心境は

井岡「こうして大みそか統一戦ができることを今日、発表できることをうれしく思う」

-WBA王者フランコの印象

井岡「良い選手だなという風に思う」

-モチベーションは高い

井岡「自分自身、大みそかに試合するにあたって必ず統一戦をしたかった。陣営と話して、いろいろな選択肢の中でフランコ選手と交渉し、できそうな手応え、感覚があった。ボク自身は統一戦できれば誰でも良かったが、タイミング的にフランコ選手と対戦できるとなった。統一戦をしたいと言っていて、昨年の大みそかも流れてしまい、1年越しになる。統一戦をするためにずっと気持ちを引き締めてやっていた。いよいよ自分の望んでいた試合ができるという気持ち」

-現在のトレーニングは

井岡「ラスベガスで大みそかに向けてトレーニングしている。本格的にスパーリングしていますし、ベストな状態になるように取り組んでいる。サラスさんのところで、フランコを意識したスパーリングをして準備している」

-11度目の大みそかマッチ

井岡「正直、ここまできたら何も考えていない。大みそかに戦うことだけを考え、それが結果につながれば。今年の大みそかにやらせもらえる責任感はあるが、回数とか数字とか気にしていない」

-2人目のお子さん誕生から初試合で気持ち違う

井岡「だからこそ、こうして家族と離れてラスベガスでキャンプする選択をしましたし、この試合に懸ける思いが強い。このまま大みそかに良い調整できたらいいなと思っている」

-どのような展開と勝ち方を考えている

井岡「試合内容は、もちろんできる限り、良い内容で良いパフォーマンスで。理想はKOするのが1番いいと思っているが、そんなに世界戦、統一戦は甘い戦いではないと思う。いろいろな覚悟を持ってリングに上がるので、勝つことだけを考えている。(結果は)判定でもKOでも」

-3年ぶりの米国合宿

井岡「ボクシングに取り組む上では最高の環境だと」

-(元WBOアジア・パシフィック・フェザー級王者)森武蔵や(スーパールーキー)堤駿斗の同門と一緒に米合宿している

井岡「単純にすごく力をもらいますね。頑張っている姿とか、お互いにトレーニングやって感じるものがある。自分も背中もみせてあげたいなと。そこは相乗効果になる」

-丸刈りに近い短髪に

井岡「こっちで手入れできないので、全部刈ってしまった方が楽かなと」

(おわり)