ジュニアヘビー級最強のタッグを決するリーグ戦「スーパージュニアタッグリーグ(SJTL)」が開幕した。初戦から、解説を務めた王者が絶句するハイレベルな攻防が繰り広げられた。

メインイベントでは、現IWGPジュニアタッグ王者組のTJP、フランシスコ・アキラの「キャッチ2/2」が、WWEやAEWで活躍したリオ・ラッシュと新たに「3K」を結成したYOHと激突。序盤から攻守が目まぐるしく入れ替わるジュニアならではのハイスピードな試合を繰り広げ、声出し応援可能大会となった後楽園ホールを盛り上げに盛り上げた。

極め付きは、終盤戦。アリウープ、2/2と連係技を次々に決めてYOHをノックダウン。その後、相手チームの必殺ムーブ3Kを完全に妨げ、最後は19分6秒、TJPが流れるようなジャックナイフ式エビ固めでYOHを丸め込んで3カウントを奪取した。ゲスト解説を務めた現IWGPジュニアヘビー級王者石森太二が「これ、決勝戦じゃないの? やばすぎる。レベルが上がりすぎている」と、驚きを隠さない大激戦だった。

苦しみながらも勝ちを渡さなかった王者組が、優勝に向けて好発進した。5日の大阪大会ではBUSHI、ティタン組を選手権試合で退けており、勢いは増すばかりだ。この日の試合後には、日本語を交えながら観客に新たなコールをレクチャー。最後は観客とともに「キャッチ 2/2(ニーニー)!」で堂々と締めくくった。

リーグ制覇はもちろん、来年1月4日の東京ドーム大会を見据える王者チーム。次戦は23日の立川大会でリンダマン、ゼイン組と対戦する。