ボクシング興行「3150FIGHT」を手がける亀田興毅ファウンダー(36)が26日、来春に熊本でダブル世界戦を開催する構想をぶち上げた。

熊本出身の「重岡兄弟」、兄のWBC世界ミニマム級暫定王者・優大(26)と弟のIBF同級暫定王者・銀次朗(23=ともにワタナベ)が10月7日に東京・大田区総合体育館でダブル世界王座統一戦に臨む。優大は正規王者パンヤ・プラダブシー(タイ)、銀次朗は同ダニエル・バラダレス(メキシコ)と対戦。興毅氏はこの日、試合のPRで熊本のテレビ局を行脚した。

その中で「今回、王座を統一すれば」の前提で「来年春にも熊本で(兄弟の)ダブル世界戦を行う考えはあります」と話した。3150FIGHTの挑戦的興行SURVIVALを9月に岡山で開催した。今後も大阪、東京に限らず、全国展開したい意向があり、熊本も有力候補となった。

「日本全国でボクシングを再興したい」と興毅氏は掲げる。重岡兄弟にとっても「凱旋(がいせん)世界戦」へ、よりモチベーションは高まる。