日本男子初の世界ユース選手権制覇などアマ13冠で、前東洋太平洋フェザー級王者の堤駿斗(24=志成)が、4月17日に東京・後楽園ホールで元世界王者でWBA世界同級9位アンセルモ・モレノ(38=パナマ)と同級10回戦に臨むと16日、発表された。この日、東京・後楽園ホールで行われた所属ジム興行LifeTimeBoxingFights19大会のセミファイナル後、リングに立った堤はファンの前でモレノ戦決定を報告した。

昨年大みそかにルイス・モンシオン・ベンチャーラ(ドミニカ共和国)との世界ランカー対決で3回TKOで勝利して以来、約4カ月ぶりのリング。16日までに東洋太平洋同級王座を返上した。同級でWBA10位、WBC9位にランクされる堤は「いよいよ世界ランキングも1ケタになり、気の抜ける試合はない」と気持ちを引き締めた。

通算戦績43勝(15KO)6敗1分けと50戦を経験しているモレノは、WBA世界バンタム級王者時代に12回防衛に成功。同級スーパー王者としても活躍した。一方で、15年9月と16年9月にはWBC世界同級王者山中慎介と対戦し、ともに敗れた。堤は「山中さんとの2戦目の試合をテレビで見ていた。テレビで見ていた選手と対峙(たいじ)するのは時代が変わっていくのだなという思いもある。自分の手で時代を変えていかないといけない。それも1つ試合のテーマとして自分の中にある」と掲げた。

今月下旬からは、米ラスベガスで約1カ月間のトレーニング合宿に臨む予定。「プロキャリア初のサウスポー。中南米のモレノ選手のような体格、スタイルの選手が多くいるので(実戦練習を)やりこんでいきたい」と意気込んだ。2戦連続の世界ランカー対決。1戦1戦がサバイバルマッチとなるだけに「なるべくランキングが上の選手と戦いたい。本当に負けたら、一気に落ちるので」と力を込めた。