WBOアジア・パシフィック・ライト級王者保田克也(32=大橋)が3度目の防衛に成功した。同級3位プレスコ・カルコシア(28=フィリピン)の挑戦を受け、8回1分58秒、KO勝ちで王座を守った。2戦連続のKO勝ちとなった保田は「素直にうれしいですけど、思い描いていたのとは違った。次につながったので前向きに受け止める」と振り返った。
サウスポースタイルから中間距離で攻めた保田は2回に左フックを浴び「少し効いた。もともとですが慎重にいった」と3回からは武器となる左ストレートで応戦。カルシコアの強烈な右に手を焼きながらも8回、「セコンドからだんたん当たっていると言われていた」という短い距離から強烈な左ストレートを相手顔面に打ち込み、ダウンを奪取。2試合連続のKO防衛を成し遂げた。
昨年6月の王座獲得から1年が経過し、世界ランキングでもWBO世界同級9位まで上昇。より世界へのイメージを膨らませている。「まず世界ランキングを5位以内に入らなければいけない」と強調。中大の後輩で日本同級王者の三代大訓(29=横浜光)、東洋太平洋同級王者鈴木雅弘(28=角海老宝石)を意識しながら「日本には3つのタイトルがある。WBOアジア・パシフィックはその1つ。残り2つも今年、来年で取っていきたいと思う」と強い意欲を示した。
アジアのベルトも統一すれば、世界ランキングがさらにアップすることは間違いない。所属ジムの大橋秀行会長(59)は「他(地域)団体の王者との統一戦が本人の希望。実現させてあげたい」と前向きな姿勢を示した。今月2日、1階級下となるWBC世界スーパーフェザー級3位力石政法(30)が新たに大橋ジムに移籍。スパーリング経験もあった世界上位ランカーの力石の加入もあり、保田は「かなり刺激になっている。負けじと頑張りたい」と気持ちを高揚させた。

