読者が選ぶ「第29回日刊バトル大賞」(対象は24年1月1日~12月31日)の、24年プロレス部門の年間最優秀選手にザック・セイバーJr.(37=新日本プロレス)が初選出された。
夏のG1クライマックスで初優勝し、10月には内藤哲也を倒してIWGP世界ヘビー級王座に輝いたことが評価された。年間最高試合にもザックと辻陽太(31=新日本プロレス)が死闘を繰り広げたG1決勝が選ばれた。
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24年のプロレス界で最も輝いたのはザックだった。これまでもNJPW WORLD認定TV王座を史上最多16度防衛するなど、サブミッションが武器の“世界最高のテクニカルレスラー”として評価は高かった。そしてついに新日本の頂点にまで上り詰めた。
“真夏の祭典”G1決勝では、ニュージャパンカップに続いて“春夏連覇”を狙った辻から得意の複合関節技「クラーキーキャット」でタップを奪って勝利。英国人として初、外国選手としてはケニー・オメガ以来、史上2人目となる優勝を飾った。試合後のマイクでは「オガワ先輩、プロレス人生お疲れさまでした!」とプロレスリング・ノア時代に指導を受け、直前に頸部(けいぶ)の負傷により現役引退を表明していた小川良成へのリスペクトを示した。この感動の一戦が年間最高試合に選ばれた。
ザックは10月にはIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也に挑戦し、ザック・ドライバーなど投げ技3連発で見事ベルトを奪取。長年の夢をかなえた。日本に住み、地方巡業も含めてフル参戦する親日派は「25年も新日本はオレンジ(所属ユニットTMDKの色)だ!」とさらなる飛躍を期す。

