「セキチューPresents BEST OF THE SUPER Jr.32」(BOSJ)公式戦10試合が行われ、2年連続2度目の優勝を狙うBブロックのエル・デスペラードが、そのデスペラードの誘いで今大会初参戦を決めたニック・ウェイン(19=米AEW)に敗れる波乱があった。
デスペラードがニックの左足を徹底的に痛めつければ、ニックは負けじと場外のデスペラードに向かってコーナー最上段からムーンサルト・アタックを決めるなど、一進一退の攻防が続いた。
終盤、デスペラードのピンチェ・ロコを切り返したニックは丸め込みを連発。さらに左ハイキックを顔面にたたき込んだ。そしてプロディジープレックス。これはデスペラードにカウント2で返されたが、ニックはコーナーからスタナーを決め、最後は強烈なタイガーデストロイヤー(ジャンプして前方回転しながら脳天からマットに突き刺す変形カナディアン・デストロイヤー)で前年覇者をマットに突き刺して3カウントを奪った。
これでニックは今大会無傷の2連勝で勝ち点4。デスペラードは1勝1敗で勝ち点2のまま変わらずだった。
ニックはバックステージで、2年前に来日して新木場で試合をしていた時に「BOSJに来い」と誘ってくれた“恩人”デスペラードを退けたことについて「僕は何かはっきりと声に出して言ったことを実現させてきた。それはマニフェステーション(願望実現、顕在化)みたいなものなんだ。僕はデスペラードを倒すチャンスがあるって言ったが、それが実現した。デスペを倒すことができるって言ってきたし、それから、BOSJで最年少優勝できるとも言った。もうすぐ夢がかなうことを願っているよ」と、デスペラード撃破の勢いで、最年少優勝も勝ち取る意気込みを示した。
続けて「デスペさん、あなたがいるから僕はここで戦っている。あなたとの試合は僕の人生最高の試合のひとつだ。忘れないよ。でも勝ったのは僕だ。僕が勝ったんだ。現IWGPジュニアヘビー級王者に勝ったんだ。もしタイトルがかかっていたら、僕のROHワールドTV王座のベルトと、IWGPのベルトが並んでいたはず。だからデスペ、時が来たら僕を相手に防衛戦をやってくれ。僕が日本に戻ってくるか、君が米国に来たいと思うか、そこはご自由に。この世界はウェインズ・ワールドなのだから」と、将来的にデスペラードのベルトに挑戦したい意向を示していた。
▼BOSJ・Bブロック公式戦30分一本勝負
○ニック・ウェイン (15分1秒、タイガーデストロイヤー→体固め) ×エル・デスペラード

