大関とりの関脇高安(27=田子ノ浦)が、小結御嶽海(24=出羽海)との全勝対決を制した。

 得意のかち上げ気味の立ち合いで突き放したが、突き押しで相手を崩すことができなかった。逆に突き押しを受けて、じりじりと土俵際に後退。半身になりながら耐えると、懐に呼び込んで逆転の首投げを決めた。

 「突っ張っていく流れでまわしを取ろうと思ったけど後退した。中に入られたけど相手も足も伸びてたので。流れなので。いいところに入った」と分析した。初日からの4連勝で、大関とりの目安となる10勝まであと「6」にした。