21日、東京都墨田区の両国国技館で開かれた日本相撲協会の暴力問題再発防止研修会。出席した親方や力士らの多くは硬い表情で引き揚げた。国技館周辺には大勢の報道陣が待機し、帰路に就く力士らを次々と取り囲む騒々しさだった。

 元横綱日馬富士関による暴行事件の現場に同席し、20日の臨時理事会で減給処分を受けた横綱鶴竜は無言。うつむきながら車に乗り込んだ。

 元日馬富士関の師匠だった伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「今後こういうことがないよう、みんなでしっかりと指導していかなければいけない」と反省を交えて語った。責任を取って協会理事を辞任したことに「ずっと前から決めていたことだから」と説明した。

 出席者によると、研修会では八角理事長(元横綱北勝海)が今回の不祥事を乗り越えるために「一丸となって」と強い口調で呼び掛けたという。

 大関豪栄道は「理事長がおっしゃったことを、しっかりと守っていく」と自覚を示す。38歳の大ベテラン、平幕豪風は「一人一人が責任を持って行動しなければいけない。日常から心掛けたい」と真剣な表情だった。