大相撲春場所で12勝3敗の好成績を残し、自身初の敢闘賞を獲得した東前頭2枚目隆の勝(25=千賀ノ浦)が8日、日本相撲協会を通じて談話を発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、自己最高位で迎えるはずだった夏場所は中止となったが「気持ちを切り替えて7月場所に向けて準備しています」とコメント。名古屋市のドルフィンズアリーナから東京・両国国技館に開催会場が変更となった7月場所(7月19日初日)に向けて、気持ちを高めた。

史上初の無観客開催となった春場所では、押し相撲を武器に大躍進した。夏場所では自身初の上位総当たりが予想され、先月4日には「(上位は)目指していた場所。横綱戦は緊張感があると思うけど楽しみ」と意気込んでいた。

8日は都内の部屋で四股、テッポウなどの基礎運動で体を動かしたという。初の上位総当たりは持ち越しとなったが「引き続き今できる基礎運動を中心にしっかり基礎を鍛えていきます」と話した。