大相撲秋場所で2場所ぶり5度目の優勝を果たした新横綱の照ノ富士(29=伊勢ケ浜)が27日、都内の部屋でオンラインでの会見に臨み、優勝から一夜明けた心境を語った。
-優勝から一夜明けて現在の心境は
照ノ富士(以下照) ホッとしてます。
-新横綱場所での優勝となり、今までの優勝とは違うか
照 変わった様子はないです。
-場所前には横綱としての「責任」という言葉を口にしていた
照 地位が一番上ということで、その責任を果たさないといけないという思いはありました。
-15日間を通じて落ち着いた相撲内容が目立った
照 考えても仕方ないことですから、稽古場でやってきたことを場所で出せばいいかなと思っていた。
-後半戦で2敗を喫したが気持ちをどう切り替えた
照 その日はその日で終わりなので、次の日のことをやろうと考えてやっていた。
-昇進伝達式の口上で述べた「不動心」は貫けたか
照 (今場所の)15日間だけじゃなくて、今までもその気持ちでやっているし、これからもその気持ちでやっていきたい。
-17年春場所の稀勢の里に続く新横綱優勝。自身もその場所で優勝を争ったが、その経験はつながっているか
照 その場所、その場所で全然違う。(経験を)つなぐとかはない。この場所に集中してやっているだけ。
-横綱2場所目となる九州場所に向けて
照 1日1日を大切にして、来場所もいい成績を残せるように頑張りたい。
-まずは膝の治療に専念することになるか
照 そこは自分で先生たちと相談してやっていく。
-横綱土俵入りは何日目から慣れてきたか
照 いまだにしっくりきていないです。これは最後までしっくりこないんじゃないですか。
- 横綱土俵入りは相撲を2番取るくらい負担がかかると聞くが
照 土俵入りすることによって、みんなの注目が全く違うので、いい緊張感を持ってやれた。
-横綱白鵬が引退の意向を固めたとの報道が出たが
照 まだ(報道を)見ていないので。