部屋創設から、わずか半年の3場所目で、人気大関だった師匠が率いる部屋から関取が誕生した!

日本相撲協会は25日、東京・両国国技館で大相撲名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議を開き、西川改め豪ノ山(24=武隈)の新十両昇進が決まった。今年2月1日付で境川部屋から独立し、部屋を創設した元大関豪栄道の武隈親方(36)にとって、初めてのスピード関取誕生となった。

他に欧勝馬(25=鳴戸)、千代栄(31=九重)の新十両と、北青鵬(20=宮城野)の4場所ぶり再十両が決まった。

師匠と同じ大阪・寝屋川市出身の西川改め豪ノ山は、高校相撲の強豪・埼玉栄高から中大に進学。4年時に全国学生選手権で準優勝し、三段目100枚目格付け出しの資格を得て境川部屋に入門。初土俵となった昨年3月の春場所から順調に番付を上げ、今年1月の初場所では東幕下35枚目で7戦全勝優勝。一気に番付を幕下1ケタに乗せ、3月の春場所は4勝3敗、そして今月の夏場所も4勝3敗で新十両の座をものにした。